〇 文書の暗号化保存

文書を暗号化して保存し、これを直接読込み、編集出来る機能です。
暗号化方式の詳細と文書以外のファイルの暗号/復号化についてはファイルの暗号/復号化をご覧ください。

次の1〜3の手順で実行してください。

1.暗号化保存
ファイルメニューの名前を付けて保存から書出設定を開きます。
暗号化書出のチェックボックスをオンにし、暗号キーを設定して、保存を実行します。
暗号キーは全角も使えます。全角を入力する時は、□暗号キー表示チェックをオンにしてください。
□暗号キーを保存をチェックオンすると暗号キーの保存フォルダに暗号キーを保存出来ます。キーの保存詳細はこちら
暗号化時の暗号キーを喪失されますと読込・編集不能になりますので、ご注意ください。



2.読込・編集
1.で保存した文書の拡張ファイルには暗号化文書の識別符号が付いていますので、この文書を読込む場合は下の画面が表示されます。
暗号キーの保存フォルダ
に暗号キーが保存されている場合はキーが自動表示されます。キーの保存詳細はこちら
暗号化時の暗号キーを入力して復号化読込をクリックすれば通常の文書と同様に編集出来ます。尚、暗号化は本文テキストのみで、拡張ファイルは暗号化されません。



3.再保存
2.で編集した文書を保存する場合は下の画面が表示されます。暗号化保存をクリックすると暗号文で、平文保存をクリックすれば通常の文書で保存されます。
□暗号キーを保存をチェックオンすると暗号キーの保存フォルダに暗号キーを保存出来ます。キーの保存詳細はこちら



2.の読込時、暗号化文書の識別符号が付いていない場合は下の読込設定画面で復号化読込が出来ます。



暗号キーの保存機能について

暗号化した文書を編集する時、同じ暗号キーを毎回入力する手間を補助する機能です。
環境設定・全書式共通項目の「暗号キーの保存フォルダ」に設定したフォルダに、文書ファイル名+".key" という保存ファイルを作成し、そこにテキスト形式で暗号キーを保存します。このフォルダは必ずメディアの取外し可能なドライブを指定します。常に読込可能なフォルダを指定すると暗号化文書で保存する意味が無くなってしまいます。

暗号キーの保存ファイル名は暗号化文書の格納先フォルダに関係なく、一律に決まります。従って、異なるフォルダに存在する同名の文書は、同じ保存ファイルを参照する事になります。暗号キーの保存機能を使う場合はこの事に留意してください。逆に、暗号化文書を異なるフォルダに移動しても、保存キーの参照に支障は生じません。